富士山2016夏山シーズンが終了、登山者数・入山料徴収は増加傾向?


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今月10日、山梨・静岡両県の富士山主要登山道冬期閉鎖されました。2016年7〜8月の富士登山客数は前年から全体で6%程の増加。天候や8月11日に制定された「山の日」などの効果もあるようです。

富士山 夏山終了 登山者数、入山料で明暗

富士山 夏山終了 登山者数、入山料で明暗:静岡:中日新聞(CHUNICHI Web)
両県などによると、八月末までに山梨側で入山料を支払った協力者は八万五千八十八人で、全登山者に占める割合を示す協力率は64・7%と前年同期を11・3ポイント上回った。登山者数も十三万一千五百七十九人で同12・2%増と好調だった。
一方、静岡県側の三登山道を合わせた入山料の協力者は四万一千九百七人で、協力率は51%と同3・3ポイントの微増。登山者数は八万二千二百三十二人で、同3・8%の微減だった。

気になる入山料(富士山保全協力金)の徴収具合ですが、山梨側で協力率が64.7%(前年比11.3ポイント増)だったのに対して、静岡側では51%と山梨側よりも10%以上低い数字となっています。これは、山梨側(吉田口5合目)ではゲート方式の入山料徴収所が設けられているのに対して、静岡側の3ルートでは設置場所などが足かせになっている模様。
確かに、御殿場口の徴収所も駐車場側から向かった場合、登山口とは逆手側に作られているため、かなりスルーしている人が多いように見られました。

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富士山保全協力金は現地だけでなく、事前のネット支払い、コンビニ支払いも可能となっているので、今後より周知が進むことを望むのと合わせて、やはり現地での徴収率を高められるような努力が必要かもしれません(もちろん費用対効果が上がらないことには… ですけども)。
富士山保全協力金|富士登山のルールとマナー|富士登山オフィシャルサイト

ちなみに静岡県では富士山寄付金というものが設定されていますので、富士山に登らずともインターネットからの寄付(1口1000円)で、記念の缶バッジを受け取ることができます。私も先ほど申し込んでみました。
富士山保全協力金の受入について | 富士山保全協力金について | 世界遺産 富士山とことんガイド

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