ソフトバンクによるドローン/気球を活用した遭難救助の実証実験


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携帯電話の無線中継局局を搭載したドローンや気球を使って、スキー場を含む冬期の山岳遭難、雪崩事故の救助者捜索を行う実証実験をソフトバンクが行ったようです。
以下は今月6日の同社によるプレスリリース。

国内初、ドローンを活用した無線中継システムの屋外での実証実験について | ソフトバンク株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンクグループ
この実験は、ドローン無線中継システムを用いて、冬季の山岳やスキー場などでの遭難事故による遭難者の迅速な救助を行うことを目的としています。あわせて、ドローン無線中継システムの通信品質およびサービスエリアの広さなどを評価する予定です。

これまで、災害時などに使われてきた、気球を用いたた基地局(中継局局)を山岳遭難の救助者捜索に活用したもの。携帯電波が圏外となっているエリアにおいても、気球やドローンが拡大した無線中継局により、救助者の持つGPS搭載の携帯電話の電波を掴むことができるシステムのようです。
以下、ケータイWatchにて詳細なレポート記事を見ることができます。
気球とドローンで雪崩遭難者を探す――ソフトバンクが北海道で公開実験 - ケータイ Watch

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冬山登山やバックカントリースキーでは雪崩発生時の捜索に用いるアバランチ(雪崩)ビーコンの携帯が浸透していますが、広いエリアを対象にしたビーコンとなると、人工衛星を用いた遭難信号発信器のPLB(Personal Locator Beacon)などはまだまだ非常に高価です。
このような実証実験は非常に意義のあることだと思われますし、ソフトバンクのみに限らず大手通信キャリアにも同様の技術について、実用化を含めた検討を期待したいものです。