東京ミッドタウン、フジフィルムスクエアにて開催中の写真展を見てきました。
fujifilmsquare.jp
アフリカサバンナをテーマにした動物写真の展示。医師と写真家という異色の二足の草鞋を履く井上冬彦氏による写真展です。
医師というととかく激務というイメージですが、そのような仕事を続けながら20年に渡り50回以上、のべ800日という期間をサバンナでの撮影にも費やされてきたそうです。
井上冬彦 オフィシャルサイト [Breeze in Savanna]
動物写真としては非常にオーソドックスなスタイルながら、迫力のある写真の数々に時間を忘れて見入ってしまいました。
写真に添えられた氏のコメントもどれも面白く、よく言われる自然界の「弱肉強食」という言葉に対して、食物連鎖の上位にいる生き物ほど常に絶滅の危機にさらされている、といった記述など心に残りました。
また、動物の親子愛をテーマにした写真も多いのですが、そんな中に「生殖本能やホルモンによるものかもしれないが…」といった(ような)医師っぽいドライな記述もあったりと、くすりとさせられてしまいました。
- 作者: 井上冬彦,塩野米松
- 出版社/メーカー: 三修社
- 発売日: 1996/10/01
- メディア: 大型本
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この後に展示予定の沖縄・八重山諸島の写真展も面白そうですね。
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