OM SYSTEM OM-1 Mark II / OM-1 / OM-5 / TG-7のファームウェアアップデート公開


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数日前になりますがOM SYSTEMのOM-1 Mark II、OM-1、OM-5、TG-7のファームウェアアップデートが公開されました。
OM-1 Mark II / OM-1 / OM-5 / TG-7 ファームウェアアップデート公開 (macOS環境について)
フォーサーズシステム ファームウェアアップデート | OMデジタルソリューションズ
コンパクトデジタルカメラ ファームウェアアップデート | OMデジタルソリューションズ

今回のファームアップにより各機種のファームウェアバージョンは以下となります。

【 2024年 4月 11日 公開のファームウェアバージョン 】

  • OM-1 Mark II (ver1.1)
  • OM-1 (ver1.6)
  • OM-5 (ver1.2)
  • TG-7 (ver1.1)

2024年の秋頃と予告されていたOM-1(無印)のAF性能向上等に関する新ファームとは別になりますが、動作の安定性とスマートフォンWi-Fi接続のセキュリティレベルに関するアップデートとなります。
今後の「OM-1」ファームウェアアップデートに関するお知らせ(PDF形式:330KB) | OM SYSTEM公式サイト|OMデジタルソリューションズ

Wi-Fi接続の件は筆者の環境でも発生していたので別記事にて。
yamacamera.hatenablog.jp

筆者も早速、自身のOM-1のファームアップを行いましたが、通常の手順で作業したのですがファームアップ後に再起動したところ言語が英語となってしまい、日時設定もリセットされた状態となっていました。

ファームウェアは無事にver1.6となり、カスタムモード等の設定等も正しく引き継がれていましたが、再度設定のロードを行っても言語と日時は復帰しませんでした。

どちらも簡単に戻せますし、日時は(一度適当な日時に合わせた後で)スマホアプリのOI.Share(OM Image Share)と接続を行えば、スマートフォン側に日時に合わせてくれます。

同様の症状が発生した際に英語メニューに戸惑ってしまうような人は、メニューからスパナマークの6ページ目の上から2つ目が言語設定なので、慌てずに対応しましょう。

ところで、ファームウェアと同時に発表されたmacOSのセキュリティ強化の影響で今後、Macでのファームアップができなくなる可能性について。

macOS をご利用のお客さまへ カメラのファームウェアアップデートについて

現在、弊社ソフトウェア OM Workspace を使用して弊社製デジタルカメラのファームウェアアップデートを行っていただいておりますが、 今後、macOS の更新に伴うセキュリティ強化の影響で、カメラのファームウェアアップデートが実行できなくなる可能性があります。
つきましては、まだファームウェアアップデートを行っていないカメラ、レンズがございましたら、お早めにアップデートを実施いただくようお願い申し上げます。

今後、できなくなるかもしれないから、早めにアップデートしてくれという文言はなかなかに切羽詰まったものを感じさせます。

現状も、Appleシリコン搭載MacでOM Workspaceを使う際にやや面倒な手順(長押し起動からのセキュリティポリシー変更)などがありますが、Olympus Viewer時代からのPCアプリを使ったアップデート方式はそろそろ限界かもしれませんね。
[006992]Appleシリコン搭載 Mac でファームウェアアップデートに必要なカメラドライバを有効にする方法 (OM Workspace) | OMデジタルソリューションズ

また、今回のファームウェアのタイミングでスマホアプリのOI.Shareを使ったファームアップに一部の機種(OM-1 Mark II / OM-1 / OM-5 / E-M1 Mark III)が対応したようですが、失敗すると文鎮化の危険もある作業を接続状況が安定しないこともあるOI.Shareで行うのは少々心配ではあります。
[007267]スマートフォンアプリ OI.Share でカメラのファームウェアをアップデートする方法 (OM-1 Mark II / OM-1 / OM-5 / E-M1 Mark III) | OMデジタルソリューションズ

参考(以前、別ブログで書いたもの)。
moognyk.jp

OM-1 Mark II ボディー

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