CP+ 2021 ONLINEで視聴したセミナー、動画の感想メモ


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本日、2月25日(木)から開幕したCP+2021 ONLINE。今年はオンライン開催ということで、各種セミナー、パネルディスカッション等が各メーカーのYouTubeなどを中心に複数のチャンネルで配信されるようです。

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CP+2021 カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」

配信のスタイルもライブ配信のみでアーカイブが残らないものから、数日間のみ視聴が可能なものなど複数あるようですが、興味のあるものを中心に適宜チェックしていくつもり。
実際にチェックしたものを中心に、簡単な感想などメモとして残して行く予定。

2月28日(日)

CP+2021ネイチャートーク 佐藤岳彦『多様な生命を撮る!野鳥から昆虫まで M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mmF4.5 TC1.25x IS PRO』

  • OLYMPUS LIVE:2021年3月31日(水)まで公開

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写真家 佐藤岳彦氏が最新の150-400mmF4.5 PROを使って石垣島の様々な生き物を撮影するお話。「普通このレンズで○○撮る人いないと思うんですけど……」と言いながら野鳥から蛇、昆虫まで1本の超望遠ズームで撮影する佐藤さん。確かにオリンパスの(特にテレコンを付けた)望遠レンズってほぼマクロレンズみたいなものが多いですよね……。

2月27日(土)

CP+2021プレミアムトーク 海野和男『OM-DとTGシリーズで撮る昆虫写真』

  • OLYMPUS LIVE:2021年3月31日(水)まで公開

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毎度のマイペースなトークが楽しい海野和男さん。私も野鳥散歩の際にはTG-6を持ち歩いているのですが、もっと足元や虫の撮影もやってみたくなります。そういえば TG-5からは振るHDでのハイスピード動画も撮れるんですよね。今度試してみよう。

CP+2021ネイチャートーク 吉住志穂『OM-Dで撮る花写真』

  • OLYMPUS LIVE:2021年3月31日(水)まで公開

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花の写真は日常でも山でも1年中機会が多いのですが、実はそこまでちゃんと考えて撮ってないので、あまり自分のお気に入りの写真になることがありません。花をちゃんと被写体として考えてとてみると、これだけバリエーションのある画作りができるのかと改めていい刺激になりました。フォトパスの過去のコンテンツですが、吉住志穂さんが撮った四季の花の写真、とても良いなあ。

写真家夫婦・上田家が語る 静止画・動画のLUMIX使いこなし術

  • CREATORS LIVE! WITH LUMIX:ライブ動画を追っかけ視聴(アーカイブは不明)

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どうにも動画に苦手意識があるものの(見るのも撮るのも)動画を初めてみたいとずっと思っているので、写真家としてもYouTuberとしても活躍されてるお二人の動画を視聴。前半のスチルの話の部分で、お二人がMFTの作品を3:2で出しているのが印象的でした(縦は4:3かな?)。自分も最近3:2で撮ったり、現像時にトリミングすることが増えました。動画関係ないですね。

映像で残す、日常の楽しさ。〜YouTubeチャンネルの始め方〜

  • CREATORS LIVE! WITH LUMIX:ライブ動画を追っかけ視聴(アーカイブは不明)

登山系YouTuberの方が出るというので早送りでざっくり視聴。やはり山に登りながら動画を撮るのは自分には無理っぽいなぁ……と改めて思ってしまった(もはや動画の感想ではない)。スチルの方が自分の自然な行動のなかに無理なく収まっている感じ。

写真家という仕事 GOTO AKI×公文健太郎

  • キャノン:アーカイブ

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初日に公開された動画のアーカイブ。山(阿蘇)が出てくる動画だったので少し視聴。写真家の仕事の様子を写真家が撮り、さらにその様子をドキュメントとして撮っているカメラマンがいる構造がなんとなく面白くなってしまった。最近多いですよね。長いのでまた時間がある時に見るかも。

LAOWA 9mm F2.8 ZERO-D MFTと4mm F2.8 Fisheye MFTで表現力を広げよう(藤井 智弘)

  • サイトロンジャパン:アーカイブ

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気になってた最新レンズの話…… かと思ったら「LAOWA 10mm F2 Zero-D MFT」じゃなかった。今回、このレンズに関するセミナーはやらないのでしょうか?

LAOWAニュープロダクツ超速報!(澤村 徹)

  • サイトロンジャパン:アーカイブ

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LAOWAから単焦点レンズのF0.95シリーズが4本登場予定。フルサイズ用の35mmと45mm、APS-C用の33mm、そしてマイクロフォーサーズ用の25mmが開発中とのこと。APS-C用はXマウント用も出るようです。MFT用の25mm F0.95はいくつか出ていますが、VoightLander NOKTONよりはコンパクトそうでしょうか? LAOWA製品ということでビルドクオリティもそれなりに期待できそうで楽しみなレンズ。

2月26日(金)

【谷角 靖】「Z 7II&Z 7 世界の絶景とタイムラプスの世界 パート2」Z 7シリーズ、Z 24-70mm f/2.8 S等 |ニコンCP+2021オンライン

  • ニコン公式チャンネル:アーカイブあり

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面白そうだったので昨日公開のパート1から続けて視聴。カナダのホワイトホース在住の写真家、谷角靖氏によるニコン Z 7II、Z 7で撮影された美しい極北の風景とタイムラプスがひたすら見られる動画…… かと思ったら、動画中で語られる谷角氏が写真家なるまでの話なども面白く(元々はウィスラーでのスキー修行、ユーコン川でのカヌー下りを経てホワイトホースでオーロラを撮るようになり写真家へ……)、ニコンというメーカーと谷角氏の出会いや、谷角氏がニコンを使い続けている理由なども。
自然写真にはりニコンというイメージは私の中にもありますが、このような動画を見ているとやはりニコン機材の信頼性は非常に魅力的。パート2ではニコンのホームページのZ7 IIの仕様を見ながら「動作温度が遠慮しすぎなので、-20〜48℃に訂正してもいい」と言ってみたり、カナダでのオーロラ撮影ツアーの講師をしている際に他社カメラが次々に凍りつく話なども聞くことができます(ニコンと他1社止まらないカメラがあるようですがどこだろう?)。

【半田 菜摘】「Z シリーズで出会う北海道の野生動物」Z 7II、Z 70-200mm f/2.8 VR S等|ニコンCP+2021オンライン

  • ニコン公式チャンネル:アーカイブあり

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北海道で活動する動物写真家、半田菜摘さん。最近発売された写真集を拝見していますが。どの作品も素晴らしく、どんな環境、スタイルで撮影されているかとても興味がありましたが、そんな半田さんの動物撮影の一旦を窺い知ることができる内容。自然な動物の表情を捉えるためなのか、決して“追う”のではなくひたすら“待つ”スタイル。最新機材の性能を助けにしながらも、とにかく根気よく探して、観察して、試行錯誤して、待つ……といった作業の積み重ねの重要さが分かります。作品と解説の他に、実際に半田さんがスノーシューを履いて雪の森の中に入り、撮影用テントを広げて撮影をする様子などもあって非常に興味深い内容となっています。

ピリカ

ピリカ

Canon Imaging Channel Day2:ヒコーキ写真の魅力:ルーク・オザワ(写真家)、眞鍋かをり(タレント)

キヤノン:後日アーカイブ配信予定
CP+ 2021 ONLINE Canon Imaging Channel | コンテンツ一覧
なんとなく見始めたキヤノンの配信。CP+には何度も行ってますがキヤノンやニコン(ソニーもかな)ブースでの人気写真家さんのステージっていつも混んでるので見たことがないんですよね。
オンライン配信だからこそ切られたキヤノンのステージ、やはり一流の写真家さんだけあって写真も凄いものばかりですし、ステージ慣れしていからか話もお上手ですっかり飛行機の写真の魅力に引き込まれてしまいました。羽田空港に行きたくなりますし、なにより飛行機に乗りたい(遠くに行きたい!)。

Canon Imaging Channel Day2:Canon Creator Society LIVE THE NORTH FACE の映像制作

キヤノン:アーカイブ配信予定なし?
CP+ 2021 ONLINE Canon Imaging Channel | コンテンツ一覧
アウトドアブランドTHE NORTH FACEのクリエイティブチームがどのように映像制作を行っているかの一旦を見せてくれるステージ。BC系の映像。とてもプロい現場のお話。

2月25日(木)

CP+2021『オリンパスを受け継ぐ、OMデジタルソリューションズの想い』

  • OLYMPUS LIVEにて配信:公開は2021年3月31日(水)まで

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OMデジタル CTO片岡摂哉氏による新体制での所信表明的な動画。マイクロフォーサーズ継続の宣言、昨年発表されたレンズロードマップの計画に沿って新製品の投入予定とのこと。この動画、今年冒頭の新体制スタート時に出しても良かったですね。
途中からは斎藤巧一郎氏との対談形式で、引き続きOMデジタルからのメッセージを伝えています。大企業であるオリンパスの元を離れたことで、制約なく動けるようになった一方で大企業だからこそ許さされたようなリソースはない。新たな枠組みで新しい価値を提供していきたい。

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……となかなか面白い話もありましたが、新製品への言及は残念ながら発売されたばかりの150-400mmPROについてのみ。次のフラッグシップ機やその他のレンズについての具体的な話はなかったものの、間隔が空きすぎないよう日程に沿ってローンチする予定なので楽しみにして欲しいとのことでした。
今回「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」のサンプルを見られるかと期待していましたが、この感じだとCP+2021の会期中にはこれ以上の情報はなさそうかもしれません。

上級エンジニアによるパネルディスカッション「ミラーレスがもたらしたもの」

  • 公式チャネルでのライブ配信:現時点ではアーカイブ視聴可能

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OMデジタル、キヤノン、ケンコートキナー、シグマ、ソニー、タムロン、ニコン、パナソニック、富士フィルム、リコーの上級技術者を集めてのパネルディスカッション。モデレーターの市川泰憲氏が各メーカーの最新事情に詳しく、ネットの噂レベルを降りまくるのが面白かったですが、そこはまあ各社何も答えられずで特に目新しい情報が飛び出す訳でもなく……。
トキナーにXマウントの話題を振ってから、富士フィルム:トキナーのXマウントマウント参入を歓迎します発言、シグマ:Xマウント参入噂はどうですか?(答えられず。でもトキナーに先を越されたのは悔しい)の三段落ちはなかなか良かったですね(笑)