2015年のエベレスト登頂者は41年ぶりに0人だったそうです


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らばQで紹介されていたこちらの記事より。
labaq.com
mentalfloss.com

記事中にもありますが2015年4月25日のネパール地震により、ベースキャンプ付近で大規模な雪崩が発生。18人が死亡するというエベレスト史上最悪の遭難事故となりました。被害者の中には登山に参加していたGoogleの幹部の1人も無くなったという報道もありました。
この事故により春季の登頂計画は不可能になり、秋期に唯一登山許可証が発行された日本人の栗城史多氏も、サウスコル手間で登頂を断念。その模様は先日NHKでも放送されたばかりです。これにより、2015年のエベレスト登頂者は1974年以来の0人だったとのこと。
www.nhk.or.jp
ちなみに番組中では、アイスフォール帯の梯子などルート工作はネパールのNGOによって行われたと説明がありましたが、記事などを読む限り栗城氏以外の登山隊は入っていなかったのですね。

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昨年は1996年の大量遭難事故を描いた映画「エベレスト3D」が公開されましたし、今年の3月12日には夢枕獏氏の小説を原作とした日本映画「エヴェレスト 神々の山嶺」の公開も控え、とかく話題に上がることの多いエベレスト。
近年は商業登山隊によるルートの混雑や、ルート工作を行うシェルパの労働環境などが問題視されることも多かったかと思います。しかしながら、ひとたび自然がその牙を剥けば人間にはとうてい太刀打ちできない世界最高峰であることは、今後も変わらないのでしょう。